RPMForgeをリポジトリに追加しておけば、全てのPerlモジュールをyumでインストールすることができる。
sudo yum --enablerepo=rpmforge install \
perl-Image-Size perl-SOAP-Lite perl-Crypt-DSA perl-XML-Atom \
ImageMagick-perl perl-Archive-Zip perl-IO-Compress-Zlib perl-PerlIO-gzip
#DB接続モジュールはお好みでどれか一つ
sudo yum --enablerepo=rpmforge install perl-DBD-MySQL \
perl-DBD-Pg perl-DBD-SQLite perl-DBD-SQLite2
MTが扱い難い点の一つは、依存するPerlモジュールを揃えるのが大変だという点だ。モジュール同士の依存関係はcpanコマンドで解決できるのだが、全てをコンパイルするにはそれなりの時間がかかるし、ちょっと環境が古いとImageMagickやXML::Atomなどの重要なモジュールがコンパイルできなかったりして、面倒なことこの上ない。まったくyum様々、RPMForge様々だ。
正直、現代的なサイト制作というものを侮っていた。
このブログでWordPressを使ってみて、その扱いやすさに感心したので、MTの代わりにサイト制作用CMSとして使えないかデザイナーに提案してみたところ、あっさりと却下された。
理由は「複数のブログを扱えないから」だそうだ。
詳しく話を聞いていくうちに、彼/彼女らにとって「ブログ」とはサイトを構造化する際の基本単位であり、権限の委譲もコンテンツとデザインの分離も、この単位に沿ってなされるものらしいということが分かってきた。
プログラマとしては、「ブログ」よりももっと根源的な構造があるのではないか、と考えたくなるのだが、多分それは違う。多くのCMSが提示するようなプレーンなツリー構造や、静的サイトに見立てたファイルの比喩では、そこまで役に立たない。あくまでもフル機能を備えた「ブログ」だからこそ意味がある。
- 一定の構造を持つデータ=記事のリストである
- 記事は基本的に投稿日時で分類されるが、必要ならカテゴリ/タグといった追加の属性で分類できる
- 投稿日時や属性に基づく何通りかのビューを標準で備える
- 記事にはメディアファイルを含めることができる
- 記事は、必要ならばフィードバックを受け付けることができる
- デザインには関与しない、記事のみを書く投稿者を複数割り当てることができる
- 以上を管理するための洗練されたWebインターフェイスがある
こういう特徴を備えた構造/システムをなんと呼ぶべきか?やはり「ブログ」としか言い様がないのだ。ちょうどプログラマにとってのRDBMSをイメージすると分かりやすいかも知れない。RDBMSが便利なのは、単にある構造でデータを保存できるからというだけではない。Database/Table/Rowという標準的な構造があり、SQLという標準的なインターフェースがあり、権限管理や様々なツールを含むMS(Management System)の部分があってこそ、プロフェッショナルな道具として役に立つ。
WordPressは、ブログを基本単位として自在に扱う能力を欠いている。いわば個人向けの用途特化型データベースソフトだ。その点では現状、MTの方がずっと優れている。
プログラマとして、プロフェッショナルとして、いろいろと考えさせられる経験だった。