非常に多機能な暗号ライブラリ LibTomCrypt。各種の対称鍵暗号、公開鍵暗号、疑似乱数生成器、MAC、デジタル署名、完全性検証機能付きのブロック暗号のモード(CCMやGCMなど)、厳密にモジュール化されたAPI、さらに200ページに及ぶpdfマニュアルまでついてくる。ライセンスはパブリックドメイン。
素晴らしいライブラリなのだが、2007年からパタリと更新が止まってしまったようだし、サイトの移転も中途半端な状態のまま。今は一体どういう状況なんだろう?と思っていろいろ検索したところ、ショッキングな事実が判明した…。
- When is Tom gonna update his website and LibTomCrypt? – sci.crypt | Google グループ:
- Where to download this library? – LibTom Projects | Google グループ:
”なりすまし”の嫌がらせを受けて云々、という部分の詳しい事実関係は不明だが、ライブラリの作者Tom St Denis氏が既にメンテナンスするつもりがない、というのは間違いないようだ。2008年12月31日の投稿の中で全ソースツリーを公開して、どのようにでも使って良い、と宣言されている(また1年以上変更していない、とも)。
http://home.libtom.org/lt_tree.tar.bz2
公式にリリースされた最新バージョンはミラーサイトにアーカイブが残っている。
設計の美しさや充実したドキュメントに感動していただけに、かなりショックだ…。このライブラリに対する Ruby や PHP のバインディングが作れたらステキだと思っていたのだが……。